おつきあい 親しき仲にも礼儀あり!マナーを知って上手にお付き合い!

●近隣とのおつきあいで大事なことは?

 ・顔を合わせたときにはあいさつを 
 近隣の方々と必要なときには助け合える関係を築くには、日頃のあいさつが大切です。友人でも知人でもなく、単なる顔見知りに声をかけるという行為は、はじめはたしかに少し勇気がいります。けれども、互いの存在を認め合うという意味でも近隣の方と顔を合わせたら「おはようございます」「お帰りなさい」といった言葉を自然にかけ合うようにしましょう。かといって「どちらへお出掛け?」などと尋ねるのは考えもの。プライバシーに立ち入らない程度のコミュニケーションがコツなのです。

・近隣の家族の名前を覚える 
 近隣の家族構成くらいはお互いに知っておいたほうがなにかと便利です。顔と名前くらいは覚えておくようにしましょう。家を留守がちにする家庭の場合はとくに勤務先や緊急時の連絡先をメモして交換しておくことをおすすめします。子供が一人で留守番をしているときに異変があったり、近所に災害が起きたときなど緊急通報しなければならないときに役立ちます。

・なにげない親切を日頃から実行する
 自宅の玄関前を掃除するときには、家の前だけでなく、せめて両隣ぐらいまではきれいに掃除しておきましょう。あまりおせっかいが過ぎるのも考えものですが、些細な好意を積み重ねることが、ご近所づき合いをスムーズにする秘訣なのです。

・ペットの飼い主はマナーを守る
 ペットは、飼い主にとってわが子同様にかわいいもの。けれども、なかには動物嫌いの人、アレルギー体質の人もいますから、近隣の人々に迷惑をかけないようしっかりとしつけておかなければなりません。とくに気をつけたいのが鳴き声と散歩の際のフンや毛の後始末。飼い犬は運動不足になると必要以上に吠えることがありますので、飼い主の責任として鳴き声が近隣の騒音とならないよう注意します。出掛けるときは、フンの始末を忘れずに。ペットショップには、自分の手を汚さずに汚物を処理するアイデアグッズがたくさん販売されていますから、そういったものを持参します。

・グリーンを育てるならしつかりお手入れを
 手入れの行き届いた庭先は、道行く人の心を和ませます。けれども、ペット同様、植木もご近所づき合いの問題のタネとなることもあります。庭木を植えたり、鉢を置くときには、虫のつきやすい種類は避けるようにしなければなりません。そのほか、隣の家や道に枝葉がはみ出したりしないように、定期的に手入れするように心掛けましょう。

●トラブルを避けるためのポイントは?

・ルールを守って秩序ある生活を
 近所づき合いで起こりがちなトラブルは、それぞれの地域ごとにある決まりや習慣などのルール違反が多いようです。たとえば、ゴミの収集日と場所、共有スペースの清掃、街灯や下水道の管理など、快適な生活を守るための規則や約束事をしっかり守るようにしなければなりません。こういった決まりを守ることは、地域社会のメンバーとしての最低限のエチケットであり、当然の義務なのです。

・秩序を乱す人には伝言メモで呼びかける
 ゴミを出す日を間違えたり、分別しないで出すような人がいて周囲に迷惑をかけているようなら、注意したり、伝言メモなどを使ってルールを守るよう呼びかけましょう。そのときには、個人的に伝えるのではなく、共同体としての意見を代弁するように伝えることが大きなポイントです。

・噂話には耳を貸さない
 昔から “他人の口に戸は立てられない”という言葉があるように、他人の噂話というものはあっという間に広まっていくものです。それだけに、相手をほめるような内容であったとしても、その場にいない人の話題に花を咲かせることは注意しなければなりません。もしも、話題を変えずに相手の調子に合わせて聞き上手でいると、人から人へと話が伝わっていき、あなた自身が噂の発信源とされかねないからです。近隣の方と立ち話をするうちに話題が他人のプライバシーに関する内容になっていきそうだったら、さりげなく話題を変えることが得策だと言えるでしょう。同意を求められたとしても「私ってぼんやりで、そのへんのことちっともわからないのよね」「なんだかのどが渇いたわ。お茶でも入れましょうか」とごまかしていればいいのです。まちがっても「そうねえ」などとあいまいな返事で受け答えするのはやめましょう。

・借りたものはできるだけ早く返却する
 現金や高価な品物となれば、誰もが慎重に取り扱いますから簡単に貸し借りすることはまずないでしょうが、雑誌やビデオとなると、つい「今度会った時にでも返せばいいわ」と気安く考えてしまいがちです。
 物に対する価値観は人によってかなり差がありますから、借りたものの値段に関係なく、どんなに些細な品物であっても大切に扱うようにし、なるべく早く返すようにしましょう。「そのうちに・・・」などと考えているとうっかり紛失してしまったり、ルーズな人だと信頼を失うことになってしまいます。すぐに返す自信がないのなら、物の貸し借りは避けるようにするべきでしょう。

●集会や共同作業での心得は?

・地域の活動には積極的に参加する
 地域の方々と気心を通わせ、地域社会に溶け込むには、集会や共同作業へ積極的に参加することです。地域の自治体などで実施される催しには、時間が許すかぎり参加するようにしましょう。
 自治会の役員として選出された場合にも、自分たちが生活する地区なのですから快く引き受け、少しでも協力するのが住民としての務めです。役員に数多くの役割分担があるのなら、自分の得意分野で才能を発揮するのもいいですし、苦手分野にチャレンジするのもいいでしょう。とにかく、参加することで地域に役立つ一方、地域を理解し、愛着も深まり、自分自身にも新たな体験としてプラスになるのですから、前向きに取り組みたいものです。

・共同作業は住人としての義務
 マンションの駐車場や住宅内の共有スペースの清掃、年に一度の大掃除などは、地域住人が共同して行うことが多いようです。こうした共同作業はできるだけ休日に実施するようにし、仕事を持っている人も無理なく参加できるようにしましょう。そうすれば、主婦の参加ばかりが目立つこのような集まりに、男性も共働きも出席しやすくなります。日頃は地域の人々と交流するチャンスがない人たちこそ参加するように心掛け、コミュニケーションを計ることが大切です。

 
 ※集合住宅の共有スペースで気をつけたいこと
  エレベーターや階段、廊下、中庭など、集合住宅の共有スペースではマナーをわきまえなければなりません。 たとえば、メールボックスから郵便物を取り出すときに、投函されていた広告やチラシ類を数枚落としてしまっても「自分には必要のないものだから・・・」とそのまま立ち去ってしまうなどモラルに反します。自宅の玄関ならゴミを散らかしたままにする人はいないのに、共有スペースとなると、つい気がゆるみがちになってしまうのでしょう。自分が出したゴミでなくても目についたものは拾って捨てるように心掛けましょう。
  これは自転車置き場でも同様で、乱雑な並べ方になっていたら次に自転車を置く人のために整理してあげるくらいの心づかいが大切です。そのほか、人々が通路として利用する廊下に個人的な物を置いてしまうと通行の妨げになります。店屋物の食器類もつまずく原因になりかねませんし、見た目にも美しいものではありません。できれば、引き取りにくるまでの間は室内に置いておくべきでしよう。
  開放廊下などでの騒音にも気をつけなければなりません。おしゃべりするうちについ声高になってしまうことも多いもの。そうなれば、人の話し声も一つの騒音です。訪問客を見送ったり、子供連れでの外出時などにも注意しましょう。

●引っ越しのあいさつで心掛けたいことは?

 ・今まで住んでいた近所へのあいさつ
 引っ越しの日取りが決まり、荷物を整理したり、さまざまな手続きをするようになったら、親しい方へその旨を伝えましょう。たとえ、長いおつき合いでなかったとしても同じ地域の住人としてお世話になったこともあるでしょうから、いきなりのごあいさつではなく早めに知らせるのがマナーです。
 正式なお別れのあいさつに伺うのは、引っ越しの一週間から二~三日前までの間に少しずつすませます。配り物やお餞別に決まったものはありませんし、手ぶらでもかまいません。特別にお世話になった方には、感謝のしるしとして調度品などを贈るのもいいでしょう。

・転居通知は一週間以内に出すようにする
 転居後は、なるべく一週間以内に転居通知を出し、新しい住所を連絡するようにします。前もって引っ越し先の住所や電話番号がわかっているのなら、あいさつ文を印刷したハガキを用意しておき、引っ越したらすぐに投函できるよう準備しておくと便利です。

・お餞別や送別会のお礼
 近隣一同でお餞別や送別会をしてもらった場合は、新居が落ち着いてから新しい住まいへご招待します。遠方なら、土地の名産品などを贈り、感謝の気持ちを伝えるのがいちばん。大勢の方が送別会を開いてくださったときは、その日に記念品を差し上げてもいいでしょう。ハンカチやナプキンなどが適します。

・引っ越し先へのあいさつ
 引っ越しを終えたら、近隣の方々にすぐごあいさつしましょう。できることなら、引っ越す前にあいさつしておくのが理想的です。あいさつする範囲は “向こう三軒両隣”が基本ですが、マンションなどの場合は、同じフロアと上下階、あるいは同じ階段を使用するお宅などにも伺っておくといいでしょう。もちろん、自治会の役員を務めている方や管理人にもあいさつし、その地域での決まりごとや習慣を聞いておくことも大切です。
 あいさつまわりには、ご近所の方に家族の顔と名前を覚えてもらえるよう家族全員で伺いましょう。共働きなどで家を留守にすることが多い場合には、お隣などに勤務先の電話番号や緊急の場合の連絡先をお知らせしておくことも忘れずに。

引っ越しのあいさつに喜ばれる品物

あいさつに伺うときには、相手が気を遣うような高価な品物や好き嫌いの激しいものは避けましょう。金額としては500~1000円で十分です。タオル、洗剤セット、入浴剤などを。子供のいる家庭なら、クッキーでも。品物は名刺代わりですから姓名を記したのし紙をかけて持参します。

●留守がちで迷惑をかけているお隣へのお礼は?

・頻繁にお世話になっているなら三回に一度お礼を
 留守中に配達物が届けられた場合、隣の人に預かってもらうというケースがよくあります。預かるほうは「まだ帰ってないのかしら」とたえず隣の家の様子をうかがわなければならず気苦労が多いもの。それなのに、こうした精神的な負担に気づかず、荷物を届けてくださっても「どうもすみません」と当然のことのように受け取っているようではトラブルの原因になっても仕方ありません。まして、留守がちでたびたび預かってもらっているなら、きちんと感謝の気持ちを表すことが必要です。配達物の中身が地方の産物などおすそ分けできるものなら、それを持参するのがマナー。ただ、荷物を預かってもらうたびにおすそ分けをしては、受け取るほうも気兼ねしてしまいます。頻繁に預かってもらっているのなら、三~四回に一度くらい「いつもお世話になって」と持参し、中元・歳暮の折にも感謝の気持ちを。

●長期間、家を留守にするときはどうすればいい?

・新聞や郵便物について事前に手配しておく
 旅行などで、長期間、家を留守にするときには、郵便物を局止めにするように手続きをしておきます。また、新聞が郵便受けにたくさんたまっているのはとても見苦しいものですし、防犯の面からいっても物騒なことですから、事前に新聞の販売店に連絡して配達を止めてもらうようにしましょう。配達物は、マンションに住んでいるのなら管理人さんに受け取ってもらえるよう頼んでおけばいいでしょう。

・配達物についての約束事を決めておく
 配達物がナマモノだった場合は、預かったほうも対処に困ってしまいます。こんな場合にどうすればいいかを事前に決めておくようにしましょう。
 近隣に仲のいい方や管理人さんがいらっしゃるのなら、「もしも、ナマモノなどの食べ物が届いたときには、遠慮なく包みを開けて食べてください。どこから何をいただいたかだけ控えておいていただけますか」と頼んでおくといいでしょう。

・近隣の方にも不在期間を報告しておく
 近隣の方へ報告もせず長いあいだ家をあげていると、電気がついていない、郵便物や新聞がたまっているなどの状況から、不審を抱かせてしまうことになります。不在期間と緊急時の連絡先程度は知らせておきましょう。時折、電話などで様子を尋ねるのもいいでしょう。

●旅行中の留守をお願いした場合のお礼は?

・感謝の気持ちを旅行先のおみやげに託す
 たとえ一日や三日であったとしても、家を留守にしていると、何らかのかたちで誰かのお世話になっているものです。予期しない配達物を預かってもらったり、自治会からの連絡事項の伝達を代行してもらうことがあったかもしれません。「留守をしますので、どうぞよろしく」とお願いして出ていったのならなおさらのこと、帰宅後すぐにお礼に伺いましょう。たとえ旅行で疲れていたとしても、それが非常識な時間帯でない限り、その日のうちに出掛けるようにします。
 お礼心を届けるなら、旅行先のおみやげを差し上げるのがいいでしょう。けれども、いちばん大切なのは感謝の気持ちです。「留守のあいだご面倒をおかけしました。ありがとうございました」と精神的な負担をねぎらいましょう。

●ゴミを出すときのマナーで気をつけたいことは?

・時間を守ってクリーンなゴミ出しを
 ゴミの収集日や時間・分別方法は、地域によって決められているものです。収集車がやって来る時間帯に合わせてゴミを出すのがいちばんですが、仕事を持っていたりすると、なかなかそうもいきません。やむを得ず時間より早く出さなければならない場合は、集積場近くのお宅に事情を説明して了承を得たほうがいいでしょう。そのうえで、野良猫やカラスに漁られないよう生ゴミはしっかり密閉して出すようにします。

・ポリ容器の後片づけもテキパキと
 ボリ容器に入れた状態でゴミを出すようになっているのなら、収集車がゴミを持ち去ったらすぐに片づけるようにしたいもの。遅くとも1時間以内が理想的です。放って置くと集積場付近のお宅だけでなく、通行の邪魔にもなりかねません。片づけるときに、まだ残っているボリ容器があれば、ついでに片づけてあげるくらいの気配りも必要です。

・てんぷら油や危険物は捨てる方法を考える
 てんぷら油などの廃油を流しに捨てると、配管をつまらせる原因になります。面倒でも、油を固めたあと可燃ゴミとして捨てられる商品が発売されていますから、そういったものを利用しましょう。また、割れたグラスや古い電球などの危険物は、破片で係員があやまってケガをすることがないよう“ガラス危険要注意”と明示、ガムテープでしっかり包んで捨てるようにします。

●苦情を言わなければならないときは?

・誰もが感じているようなことなら直接注意する
 ペットの鳴き声やピアノの音、深夜の車の出入りなど、本人は気にならないことでも迷惑をこうむる側にとってはとても耳障りな音に感じられるもの。こういった騒音に悩まされている場合は、「自分さえ我慢すればいいのだから」とあきらめてしまうのではなく、前向きに解決策を考えましょう。
 問題となっている内容が、車の駐車やゴミの出し方といったすべての人に共通することであれば、直接注意して誤りに気づいてもらってもいいでしょう。

・人によって受け取り方が違う騒音問題は第三者へ
 騒音問題となると、迷惑だと感じる度合いは人それぞれ違ってきます。場所と方角などの条件によっても判断は変わってくるものです。こんなときにはまわりの意見を参考にし、多くの人が騒音だと判断したら第三者を通じて注意してもらいます。
 第三者として介在してもらうべき人は、集合住宅なら管理会社や管理人、交番、自治会がそういった機能をもつならそちらへ相談します。また、野良猫や犬の問題なら保健所へ。どこへ訴えていいのかわからない場合には、各自治体の相談窓□などでたずねましょう。 

 ※近隣のペットの鳴き声が気になるとき
  飼い主にしてみればペットは家族の一員なのでしょうが、かん高い声で頻繁に鳴かれては快適に暮らす権利の侵害につながります。飼い主自身はペットの鳴き声を騒音と感じない場合が多いですから、それとなく近隣の人たちがどんなふうに受け止めているのかを伝えましょう。そして、事を荒立てずに解決するよう工夫します。たとえば、こちらからペットの相談機関に電話をして予備知識を得たうえで「お宅のワンちやん、何を訴えようとしてそんなに吠えるのかしらねえ」と持ちかけてみるのもひとつの方法。話がこじれてしまうようなら、役所の住民相談係などに間へ入ってもらうといいでしょう。

 ※宗教の勧誘を受けたとき
  信仰とは、自分自らが関心をもち、その教えを理解し、心をゆだねるものでしょう。強制されて信じるものではありません。信仰を強く勧める人は、自分が救われたと信じているから他人にも幸せを与えたいと思ってのことでしょうが、あまり執拗にすすめられる場合は、優柔不断な態度をとらずにきっぱりと断りましょう。遠慮して黙っていると、相手はますます頻繁に訪れてくるようになりかねません。なるべく早く、自分には信仰する意志がないことを相手に伝えることが大切です。

●苦情を言われたときはどうする?

・客観的に判断し素直に反省する
 自分の行為がまわりの人々に迷惑をかけ苦情を言われた場合には、冷静に相手の言うことを聞き、客観的に状況判断しなければなりません。少なくとも、その場では素直に聞き入れるようにします。自分にとっては気にならなかったことでも、立場が異なると評価は変わるものです。そのことを知るいい機会となったことを感謝するようにしましょう。

・誠意をもってお詫びする
 苦情の内容に応じて、さっそく対処法を考えます。騒音の場合なら、どれほどの音で迷惑をかけていたのか客観的に自分で体験し、迷惑をかけられた側に立って考えましょう。迷惑をかけた相手が特定されているのなら、お詫びにいくことも必要です。自分の行為を反省し、今後の対応を話し合います。直接お伺いして気まずくなるようなら手紙で伝えてもいいでしょう。弁解ととられるような発言や責任の一端を第三者に負わせるようなことは禁物です。誠意ある態度を心掛けましょう。
 しかし、苦情の内容が相手の誤解によるものであれば、正確に事情を説明しなければなりません。このときにも、ケンカごしにならず冷静に話し合うことが大切です。 

 ※気をつけたい、さまさまな騒音
  日が暮れてまわりが静まりかえると、なにげない音が近隣の騒音となってしまいます。やむを得ず出てしまう生活音でまわりに迷惑をかけないようにするには、建物の構造を考慮し防音効果を考えたいもの。定期的に楽器を演奏するのなら防音壁に改装するとか、大きな音で音楽を楽しみたいのなら窓を閉め、カーテンやカーペットを厚地のものにするなど、専門家に相談してみましょう。とくにフローリングの床材は、カーペットに比べて音が反響しやすいので、ちょっとした物音でも騒音となってしまいます。子供部屋として使う場合は、上にカーペットを敷くようにしましょう。フローリングのままで使用する場合には、机や椅子の脚にカバーをつけたりフェルト状のシールを貼るなどの工夫が必要です。 深夜の場合には、廊下を歩くハイヒールの足音やドアを開け閉めする音、入浴やトイレの排水音にも気をつけます。トイレは仕方がないにしても、お風呂は夜の11時頃までにすませたいもの。仕事の関係などで、どうしても入浴が遅くなるのなら、なるべくお湯を流さずに短時間での入浴を心掛けましょう。掃除や洗濯も階下に響きますから、朝は八時以降、夜は九時までにすませます。
  自宅でパーティを開催したり、内装工事や大工仕事などで迷惑をかける恐れがあるときには、前もって知らせておくのがマナーです。日時を連絡し、「なるべく静かにしますので・・・」と低姿勢でお願いします。翌日には、お詫びのあいさつをしたり、パーティの場合ならごちそうのおすそ分けをしてもいいでしょう。

Scroll to Top